小学校受験の行動観察って?
行動観察の全貌と対策
小学校受験における「行動観察」は、ペーパーテストで測れないお子様の総合的な人間力や社会性を多角的に評価する重要な要素です。単なる知識の有無だけでなく、集団の中での振る舞いや、指示に対する理解力・対応力が見極められます。
例えば、さとえ学園小学校では配点全体の約28%を占めるとされており、星野学園小学校では、行動観察を含む4科目(ペーパー、課題制作+行動観察、運動能力、親子面接)のいずれかで基準点以下になると不合格になることがあります。
主に以下の点が問われ、重視されます。
- 指示理解力と従順性:教師の指示を一度で正確に聞き取り、理解し、その通りに行動できるかが非常に重視されます。試験日という特別な状況であっても、指示に従わない行動は減点や不合格につながる可能性があります。
- 協調性と社会性:初めて会う子どもたちとも協力し合い、円滑なコミュニケーションを取りながら課題に取り組めるかが評価されます。自分勝手な行動や、全く参加しない姿勢は望ましくありません。
- 精神年齢と自律性:「6歳なりの精神年齢」があるかどうかが確認されます。例えば、足が届かない椅子で足をぶらぶらさせない、公共の場で騒がないなど、けじめのある行動習慣や礼儀作法が求められます。精神年齢が低いと「とんでもない行動」をしてしまい、それだけで一発不合格となることもあります。
- 巧緻性(こうちせい)と対応力:課題制作では、指示されたものを使って正確に作業を進める手先の器用さが問われます。運動試験では、特定の種目の熟練度よりも、どのような課題にも臆することなく挑戦し、指示に従って動ける対応力が評価されます。
- 行動観察の具体例:さとえ学園では、絵を描いた板をドミノのように並べる共同作業やしりとりカード並べ、紙粘土でケーキを作る課題などが出題されています。星野学園では、ジャンケンカードや動物カードを制作してグループで遊んだり、紙コップをうちわであおいで進ませる課題などがあります。これらの課題を通じて、協調性や指示理解力、問題解決能力が測られます。
- 受験対策のポイント:日頃から、人の話を最後まで聞き、理解し、その通りに行動する習慣を身につけることが重要です。また、初めての場所や初めて会う子どもたちとも臆せず関われるよう、コミュニケーション能力を育む子育てが大切です。ウエルストリームでは、このような行動観察対策として、集団行動や共同作品、本人面接練習、運動、造形など、受験に必要な対策の全てを授業内でカバーしています。模擬親子面談ではその様子をビデオ撮影し、客観的に振り返ることで、「自分から考えて行動を改善する」習慣を育成し、生涯にわたって役立つ学習習慣と人格を育むことを目標としています。